📊 EURUSD テクニカル分析と予測 | FX市場レポート(2025-06-17 15:30)
EURUSD の今後の見通しとチャート傾向
指標要約(M5〜H4)
【トレンド・モメンタム系】
Timeframe | SMMA20 | MACD | RSI |
---|---|---|---|
M5 | 上抜け維持(横ばい) | 上昇継続中 | 上昇圏内 → 強含み継続 |
M15 | 上抜け維持(横ばい) | 上昇継続中 | 上昇圏内 → 強含み継続 |
M30 | 上抜け維持(横ばい) | 上昇継続中 | 上昇圏内 → 勢い低下 |
H1 | 上抜け転換の可能性 | 下降鈍化 or ダマシ警戒 | 上昇圏内 → 強含み継続 |
H4 | 上抜け維持(横ばい) | 下降継続中 | 上昇圏内 → 強含み継続 |
【トレンド強度・ボラティリティ・出来高】
Timeframe | ADX | ATR | OBV |
---|---|---|---|
M5 | 弱いトレンド発生・上昇優勢 | ボラ安定圏(通常推移) | 上昇中だが出来高が減少 → 警戒 |
M15 | トレンドなし(レンジ)・上昇優勢 | ボラ安定圏(通常推移) | 上昇トレンドに出来高の裏付けあり |
M30 | トレンドなし(レンジ)・下降優勢 | ボラ安定圏(通常推移) | 上昇トレンドに出来高の裏付けあり |
H1 | トレンドなし(レンジ)・下降優勢 | ボラ安定圏(通常推移) | 上昇トレンドに出来高の裏付けあり |
H4 | 明確なトレンド発生中・上昇優勢 | ボラ安定圏(通常推移) | 下降トレンドに出来高の裏付けあり |
🔍 サポート/レジスタンスライン(H1)
- レジスタンスライン: 1.16
- サポートライン: 1.15, 1.16
📈 総合見解および想定シナリオ
現在のEURUSD相場は全体的に「レンジ相場」に近い状態と判断できます。この判断は、各時間足におけるテクニカル指標の分析から導かれます。
まず、各時間足のSMMA20(20期間の平滑移動平均線)は主に横ばいの動きを示しており、価格がこの移動平均線を中心に推移していることが多いです。これは価格が一定の範囲内で推移していることを示唆しています。また、MACDはM5とM15で上昇傾向を維持しているものの、H1とH4では下降鈍化または下降が続いているため、時間軸によって異なる信号が出ています。
RSI(相対力指数)はほとんどの時間足で上昇圏内にありますが、特にM30で勢いが低下しているのが見受けられます。これは上昇トレンドの勢いが失われつつある可能性を示しています。さらに、ADX(平均方向指数)は多くの時間足で明確なトレンドが確認できない(レンジ相場を示唆)か、またはトレンドの発生が弱いことを示しています。
今後の注意点として、特にレジスタンスラインとサポートラインの影響が重要になります。レジスタンスラインの1.16付近やサポートラインの1.15付近が価格の反転点となる可能性があるため、これらの価格水準での動きを注意深く観察する必要があります。また、出来高の動向も重要で、特にOBV(出来高バランス)の動きが上昇トレンドを裏付けていない場合は、価格上昇の持続性に疑問を投げかける要因となります。
総じて、EURUSDは短期的には一定の範囲内での価格変動が続く可能性が高いため、大きなトレンド変動を予想するのは困難です。
- 上昇シナリオ:レジスタンスライン(1.16円)を明確に上抜けた場合、短期的な上昇トレンド再開の可能性があります。
- 下落シナリオ:サポートライン(1.15円)を割り込んだ場合、調整局面や一段安に向かう展開に注意が必要です。
- レンジシナリオ:現在のボラティリティは比較的落ち着いており、しばらくは方向感に乏しいレンジ相場が継続する可能性もあります。
⚠ 注意事項:
テクニカル分析は過去のデータに基づくものであり、将来の価格変動を保証するものではありません。相場の状況は常に変化しますので、売買判断はご自身の責任で行ってください。
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